イザベラ・バードの足跡を辿るバスツアーを実施しました!(午前の部)

NPO法人建設スクエア北海道では、去る8月26日土曜日に「イザベラ・バードの足跡を辿るバスツアー」を実施致しました。早速その模様をCSHの柿崎が午前の部と午後の部に分けて報告したいと思います。

当日の朝9時40分頃より受付を開始しました。この日利用するのは、むかわ交通様の大型観光バスです。窓には、「イザベラバードの足跡」との表示があり、期待に胸が膨らみます。

全員搭乗した10時ちょうどに、鵡川の道の駅「四季の館」を出発しました。イザベラバードの足跡を辿るバスツアーの始まりです。

参加者はほぼ満員の添乗員を入れて38名になりました。始めに午前中の司会担当(柿崎)より、本イベントの趣旨をご説明するはずだったのですが、すっかり失念してしまいました。申し訳ないかぎりです・・

この場を借りて補足するならば、当時満足な道も無い中で、イザベラ・バード女史は、何日も掛けて平取町に辿り着いたわけです。山林を歩き、砂浜を歩き、川は船で、と相当の苦労をした来たものと思います。でも、今では車でわずか数時間で自由に行き来が出来るわけで、その事を考えると、道路や鉄道、治水といったインフラの整備が、いかに重要であるかを考える機会にしたかったのです。ちょっとその説明が抜けていたのは私の大いなる反省点でございました。申し訳ありません(汗)

さて、気を取り直して、バスは一路平取町の紫雲古津橋へ向かいました。まずは、イザベラバードのフットパスを示す、黄金色の表示板を目指します。

今回、特別に平取町の「イザベラバードの道を辿る会」から、寺島様をガイドにお招きし、説明資料を使いながら実に詳しいくご説明を頂きました。
(寺島様、この場を借りて御礼を申し上げます。)

場所はこちら


黄金のパネル前で寺島様の説明を聞く参加者たち

皆さんにはバスを降りていただき、少しだけ紫雲古津橋を歩いて頂きました。当時は橋などは有りませんから、イザベラ・バード女史も舟で川を渡ったのでしょう。

紫雲古津橋を出発し、次に向かったのは、フットパスのゴール地点である「義経神社」です。本当なら実際に歩いてみたいところではありますが、限られた時間ですので、仕方がありません。参加者の中からは、「2日位ないとダメだね」等の声もあり、全くの同感でした(笑)

車中では寺島様の説明が続きます。本当に詳しい説明で参加者一同、感心しておりますと、(説明内容を知りたい方は、ぜひご自身で訪れてみてください)、バスはフットパスの終点である義経神社に到着しました。

ここで最後の説明を頂き、再びバスに乗って、次の目的地、平取町立二風谷アイヌ文化博物館へ向かいます。寺島様の説明はこれで終了です。もっと時間が有れば良かったのですが、ツアーの内容が本当に凝縮したものでしたので、時短モードになってしまい物足りなさを感じた方も多かったように思います。今回はダイジェスト版として考えて頂き、次はぜひご自身で訪問してみてください。私もそうしたいと思います。(笑)
寺島様、本当にありがとうございました。

平取町立二風谷アイヌ文化博物館

イザベラバードは、当地のアイヌの人々の家に泊まったそうです。そこで、当時のアイヌの人々の暮らしはどうだったのかをこの博物館でお勉強です。

展示内容の説明は当博物館の関根様より、詳細に亘っての解説をして頂けました。氏の説明はまるで当時の情景が目の前に広がるかのように迫力の有るもので、参加者はみな真剣にお話を聞いておりました。


中央に立っているのが関根氏

ここでも、工程の関係で見学時間を僅か40分程度しか取れなかったのがとても残念でした。私も個人的にもう一度来所したいと思っていますが、多くの参加者もきっとそう思ったことでしょう。

次いで一行が向かったのは、隣接する沙流川歴史館です。こちらでは今回のバスツアー参加者にて集合写真を撮影致しました。
(残念ながら全員とはいきませんでしたが・・)


集合写真をパチリ

この歴史観周辺には色々な記念碑等が設置されているので、イザベラバードのフットパスと一緒に楽しめるとても素晴らしい散歩コースになるでしょう。

ジョン・バチラーの碑

目の前を流れる沙流川。二風谷ダムは更に前方に進むと左に堤体が見えてくる。

沙流川歴史館の次は、いよいよお楽しみの昼食です。今回は、なんと、二風谷アイヌ文化博物館様の計らいにより、アイヌの住宅であるチセの中で食事をとることが出来ました。これもなかなか体験できることでは有りません。


アイヌの住居「チセ」(復元)

そして、今回色々とご支援を頂いた平取町の株式会社平村建設の平村社長より、沙流川の河川維持工事についてや、フットパスコースの整備の必要性、アイヌの伝統儀式であるチㇷ゚サンケ(舟おろしの儀式)等が安全で継続的な実施が出来るよう、町と一緒に実施している旨の説明があり、食事を頂きながら話を聞いていた参加者から大きな拍手を頂きました。


熱心に説明を行う平村社長

このツアーでは、参加費が無料にも関わらずとても立派なお弁当が用意されています。それがこちら。


びらとり和牛じゃんけんぽん謹製のおべんとう

どうです。この豪華さ。メニューはこちらです。

・びらとり和牛のハンバーグ 平取産トマトの自家製トマトソース
・びらとり黒豚と三好さんの長ネギ巻きのフライ
・びらとり黒豚の冷しゃぶサラダ
・畠山さんのビーツの天ぷら
・日高さんのげんきなたまごの玉子焼き
・奥村さんのモロッコインゲンと新じゃがの煮物
・平取産トマトと奥村さんのズッキーニ自家製ピクルス風
・湯村さんのとうきびドデカコーン
・佐々木さんのキュウリ自家製お漬物
・宮入さんのお米ななつぼし

なかなかの豪華さです。お味も本当に美味でしたよ。興味のある方はぜひこちらの店で味わってみてください。色々とお手配を頂きました平村建設の平村社長には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

午後の部に続きます

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