イザベラ・バードの足跡を辿るバスツアーを実施しました!(午後の部)

美味しいお弁当を食べ終わり、一行は日高のインフラ整備を担う建設現場の見学へと移動します。まず初めに向かったのは、株式会社小金澤組様が施工している、日高自動車道 日高町清畠南改良工事の現場です。バスを降りた一行は実際工事現場まで足を進めました。

ここで、現場代理人(監理技術者兼務)の澁木様より、当該工事の内容をご説明して頂きました。

工事概要の説明状況

工事の進捗率は8月25日時点で42%とのことで、今後も無事故、無災害で竣工を目指すと力強く述べる澁木様に、参加者の皆さんからは温かい拍手が送られました。とても分かりやすい説明を頂き、本当にありがとうございました。これからも安全第一で頑張って欲しいですね。


重機に体験搭乗する人も

また、万一暑かった場合まで考慮してくださいまして、日除け用テントの設置や、飲み物、塩飴等までもご用意頂きました。重ね重ねありがとうございました。


普段なかなか歩けない工事中の橋梁を見学する参加者達

一行はここで再びバスに乗り次の見学ポイントへ向かいました。次はこの小金澤組様の現場から、バスで5分と離れていない工事事務所へ移動です。

工事事務所の敷地にバスを停め降りたところは、株式会社楢﨑製作所様の日高自動車道 日高町 清畠橋上部工事の工事事務所です。現場に行く時間が取れなかったため、その事務所前で工事概要の説明を、目黒所長より頂きました。

工事概要を説明する目黒所長

楢﨑製作所様では、自社工場で大きな鉄の橋桁を製作し、それを架設する工事を担当されています。そのシーンをビデオ映像にてご紹介頂きましたが、自動化された工場の様子、橋桁の送りだしによる架設シーン等、どれも初めて見るものです。参加者達からはお~というどよめきが出るほどでした。


真剣にビデオを視聴する参加者の皆さん

時間が有ればぜひ現場を見せて頂きたかったところでした。楢﨑製作所の目黒所長をはじめ、皆様、大変ありがとうございました。

さて、実はこの楢﨑製作所の工事事務所の裏には、JR日高線の鉄路があります。いつもなら本数は少ないものの、気動車が行き交っていたのですが、昨年の台風により鉄路がいたるところで激しい損傷を受け、現在は運休状態が続いているのはご存じかと思います。
そこで、今回は日高地方のインフラを考えるためには、この日高線についても考えたいことから、特別に近くの橋梁流出現場を見学することに致しました。

場所はこちらです。GoogleMapでも確認することが出来ます。

楢﨑製作所様の工事事務所より130m程度の距離ですが、国道沿いを歩かねばなりませんでした。交通量が多いため、安全には気を遣う必要がありましたが、なんと楢﨑製作所様で、交通誘導員さんを2名も付けて頂けました。おかげで安全に見学することが出来ました。本当にありがとうございました。


橋桁ごと流出してしまった現場を見学する参加者達

この景色は見た方でなければ感想を述べることは出来ないかも知れません。口々に「これはもう直せないね」「いや、それでもなんとしてでも直すべきだ」等様々な意見も有りました。CSHとしては断定を避けますが、この見学は今後のことを考えるきっかけ作りにはなったのではないかと考えています。

見学後は再び楢﨑製作所様の工事事務所まで国道沿いを徒歩で戻り、ビデオ映像により台風直後の国道の様子や橋梁流出現場の写真を拝見することが出来ました。重ね重ねありがとうございました。


災害時の様子を真剣に見る参加者

再びバスに乗り一行は最後の訪問地へ向かいます。最後に寄るのはあすなろ道路株式会社様が担当されている日高自動車道 日高町 賀張中央舗装工事の工事事務所です。

バスから降りた参加者の皆さんは、誘導するまでもなく工事看板の前に集合です。そして、現場代理人の清様、監理技術者の須藤様より工事概要の説明を頂きました。

舗装工事は、工事工程の最終アンカーということもあって、進捗度がまだ4%ということでした。本格的な工事はまさにこれからということになります。
参加者の皆さんからは、舗装に関するいくつかの質問が出ましたが、須藤様、清様が解り易く説明をしてくださいました。特に舗装に使うアスファルトの粘度については、一般の人にとっては初めて聞くお話だったと思います。色々と試行錯誤の上で、排水性が良く且つ長持ちするアスファルト合材の研究が続けられていることを教えてくださいました。


工事概要の説明を熱心に聞く参加者の皆さん

このあすなろ道路様の工事が完了する来春には、日高自動車が厚賀まで延伸することになるというわけです。日高自動車道は、こうして色んな建設会社が参加して造りあげているることがとても良く分かる見学会になったと言えるでしょう。

これで全工程を終え、再びバスで出発点である道の駅むかわ四季の館へ戻ります。車内では2名の方に参加した感想をお尋ねしましたが、なかなか楽しいツアーになったようで、私たちもほっとした次第です。

明治時代の初期に、徒歩と馬のみで平取町までやってきたイザベラ・バード女史が、もし今の様子を見たらどう思うでしょうね。数か月もかけて行き来したものが、今では僅かな時間で目的地まで移動が出来るのです。道路、鉄道、そして河川といったインフラの整備は、私たちの経済活動はもとより生命財産を守るとても大事な役割を負っているのです。一人一人がその事を常日頃から真剣に考えることがとても大事なのだと言う事を、改めて気付かされるツアーになったのではないでしょうか。そして、今回のバスツアーの企画はその気付きが重要なテーマだったのです。

イザベラバードの足跡と、彼女が辿り着いたアイヌの村、そして現代の日高自動車道、このすべてを結び付けるのが実は「道」というキーワードだったのです。

以上でこの報告を終りたいと思います。今回ご支援を頂いた各社様には深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。また、参加して下さった方にも心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

尚、当NPOでは、これからも様々な企画を通して北海道内の建設業者やインフラに関わる仕事をされている方々へのエールを送って参ります。何かお手伝いが出来そうなことが有りましたら、お気軽にご連絡をください。

文責 CSH柿崎

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