北海道胆振東部地震の被災地を視察しました(H30/10/8)

平成30年9月6日(木)早朝に、北海道を震度7の大地震が襲いました。この「北海道胆振東部地震」では、地割れや土砂崩れ、地盤の液状化などを引き起こしただけではなく、国内初の大規模停電「ブラックアウト」を起すなど、北海道道経済に大きな爪痕を残しました。特に震源地に近い厚真町では、36名もの尊い命が失われてしまいました。(北海道全域では死者41名。重軽傷者748名 H30/10/8現在)
※被害状況はこちらで確認することができます。

当会を代表して、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様には心よりお悔やみを申し上げます。

幸いにして被害を受けなかった者の一人として、この経験を元に日ごろからの防災意識を高めることで被害の発生を回避すること、また被害を受けたとしても出来るだけ少なくするための備えを日ごろから怠らないこと、この2つがとても重要だとあらためて思った次第です。

今回当NPOメンバーの参加希望者7名にて、昨日(H30年10月8日)、現地視察を行って参りました。

以下、被害地の写真の一部等を掲載致します。

1.早来町早来神社の被害状況

まだ復旧工事が始まっておらず、賽銭箱も設置されていない状況でした。本当に痛ましい姿です。一日も早く復旧して欲しいと願わずにはいられません。

2.厚真町吉野地区の被災状況

道路は通行止めになっていましたが、道路上の土砂は左右に除けられており、人は歩けるようになっていました。その際、家庭から流れ出た家財道具等への配慮も可能な限りされており、作業にあたった重機オペレーターの被災者への労りの気持ちを感じました。

残念ながら人間には自然災害をゼロにする力はありません。国民の生命財産を守るための国土強靭化策は大変重要です。また、被災者の支援のみならず、その復興には多くの人の知恵と努力、そして協力が必要となります。真剣に巨大地震が発生した際の備えを一人一人がしっかりと考えていくべきと言えましょう。

最後になりますが、復旧作業に昼夜尽力されている建設会社の皆様、各地から応援に来ている自治体職員の皆様、災害派遣の自衛隊隊員の皆様、そして何よりも被災地の皆様、本当に大変だとは思います。くれぐれも2次災害にはご注意の上どうか被災者のためにも頑張ってください。

文責:柿崎

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